環境エネルギー事業部
JINRIKIは太陽の光をつかって、日本のエネルギー自給率向上に貢献します。にかほ市中三地において出力1072.2Kw(2016年9月現在)のソーラー発電所(JINRIKI第一発電所)を運営しております。
ソーラー発電所は稼働に化石燃料も必要なければ、発電時に温室効果ガスを排出せず、設備製造時においても温室効果ガスの排出が比較的少ない正にECOな設備です。
*JINRIKI第一発電所では2016年9月、432枚の太陽光パネル増設を行い出力が942.48Kwから132.72Kw増え、合計発電量が1072.2Kwとなりました。
JINRIKI第一発電所誕生まで
弊社が太陽光発電を手掛けるきっかけとなったのは、やはり、311「東日本大震災」によるところが大きいです。限られた電力や食料、資源による節約生活にて日本国民の価値観は大きく変わったといっても過言ではなかった出来事であります。
あらためて震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
また、被災されたみなさまにお見舞いを申し上げますとともに、今なお不安な生活を余儀なくされている方々が一日も早く安心できる暮らしに戻れますよう、心よりお祈り申し上げます。
ゼロからの挑戦
きっかけをもう一点上げさせていただくと、当時地域経済は大手企業の工場再編の影響で、地元経済は決して明るくはない状況にありました。ここで地元中小企業である弊社が、急速に需要が高まっていた、再生可能エネルギーに挑戦することで、地域の勇気に成ればという思いも強くございました。
日照時間の単純計算では不利な秋田県
太陽光発電は、日照時間によってその発電量が決まるといっても間違いではありません。しかし、一番日の長い8月ではなく、5月が発電量が多い傾向にあることはあまり知られておりません。
実は、太陽光モジュールには温度上昇による損失ロスがあり、温度が上昇すると発電量は減少します。夏の炎天下では屋根が熱くなり、太陽光モジュールが60℃~80℃に上昇するため、出力が減少する為です。
秋田県は、日照時間が短く不利な条件の土地ですが、夏比較的涼しい気候により、高温地域に比べパネルの損失ロスを抑えることができるのです。
気象条件を最大限考慮し、幾度となくシュミレーションを行い、計画は実行に移されることとなりました。
「東北電力連結許可」「経済産業省許可申請」「地域説明会」など長い道のりを経て、計画から、2年以上の月日を経て、無事平成26年8月、稼働開始することができました。